日本人にとっての重要な主食「米」が育つ田んぼは、空いた土地に少しだけ作るというわけにはいかないため、多くは郊外や農村部にまとまって広がっています。
長いあいだ田んぼを見ていない人も多いのではないでしょうか。
 
ことのはらでは、天空の隠れ里とも言われる「大洲 樫谷」にてお米つくりプロジェクトを毎年企画しています。
 
樫谷の棚田は、山裾を海に落とす壺神山の中腹にあります。
山道を登ると目の前に隠れ里のような一面の棚田空間。
 
気持ちのよい初夏、冷たい泥に足を入れて苗を植える。
秋には一面に実った稲を刈り取る。季節の変化を全身で感じられる、貴重な機会です。
 
豊かな感性が養われ、食物に対する理解が深まるだけでなく、
大人になっても忘れられない思い出となります。
 
田植えだけでなく周辺には、オタマジャクシやドジョウ、アメンボ、赤トカゲなど、現代の子どもがなかなか出会えない生き物が生息しています。
田植えの体験を通し、米作りの方法だけでなく、田んぼが育む生態系も学ぶことができます。
 
ぜひこの機会に子ども達といっしょに田植えをしてみませんか？