多読の必要性
2021年6月25日
江戸時代の寺子屋では、素読が徹底的に行われていました。本を繰り返し声に出して練習するのですが、その時点ではまだ意味は理解していません。非効率的な学習法に思われますが、目的は文章を体に染み込ませ、覚えさせることなのです。本を目で見て、師範の読み上げる文を耳で聞き、それを繰り返し声に出すことで、また自分の耳から音が入ります。そこに言葉の音やリズムが加わり、自然と深く体に染み込んでいくのです。そして後に意味を理解、イコール音読へと結びつけました。江戸時代では、3歳から15歳くらいまで何年もかけて素読を行い、多くの偉人たちが育ちました。
英語の文章も、次々と繰り返し素読することで、自然と規則性が感覚的に身につきます。それが一般的に言われている、「文法」の正体です。文法が身につく頃には、素読から音読へとレベルアップしていきます。
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