子育てワンポイントアドバイス

具体的にどうすればいいの?

子どもたちの非認知能力を伸ばすことは、机について勉強することや教室に通うことだけではありません。日々の子育ての中で、パパやママが意識しておくことを具体的にご紹介しましょう。
 
ペリー就学前プロジェクトでは、子どもの自主性を大切にした遊びを中心に行ないました。アベセダリアンプロジェクトでは、言語に重点を置き200種類の遊びの中で子どもを育てました。どちらプロジェクトも遊びがベースであることがポイントです。
アベセダリアンプロジェクトを参考にするなら、言語に重点を置いた子育てを意識しましょう。でも、英語教室に通ったり、高い幼児用教材を買うことではありません。運動能力に関する遊びの時でも、先生は子どもにどんどん話しかけ、言葉を引き出していたそうです。
 
ペリー就学前プロジェクトを参考にするなら子どもの自主性を大事にしましょう。
(自主性とは、「決まった目的に向かって行動を起こすこと。」「他人から指示を受ける前に、自分が取るべき行動を率先して行う態度。責任や行動選択の自由が含まれていない。」ことです。)遊びの主導権は子どもが握って、親は子どもと同じ目線で遊びに参加し、あれこれ口出しはしないようにしましょう。
アベセダリアンプロジェクトやペリー就学前プロジェクトから得られる知恵は、子どもたちに乳幼児期から語り掛けを多くし、言葉遊びなどを多くすることや自主性を重んじることです。子どものために、私たちができることを考えましょう。
 
おすすめは対話型の読み聞かせです。胎児でもママやパパの声を聴くだけでも安心します。年齢が低い子どもさんは同じ言葉がくり返し入っているものがおすすめです。音やリズムでも楽しみましょう。年齢が進むにしたがって、絵本を読みながら、子どもとたくさん会話をしましょう。この人はどんな気持ちかな?この人はどうしてこんなことをしたのかな?などさまざまな想像をしてみましょう。(ストーリーから脱線しない程度に)同じ本を読み聞かせることも良い案ですし、5~6歳になれば、お話の続きを創作をしたり。
 
大切なのはさまざまな物・人・事柄に興味を持つこと。
そして、想像力を豊かにすることです。
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