子育てワンポイントアドバイス

天才脳が育つ!!!③

「前庭覚」とは?

自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる感覚です。

「前庭感覚」は、受容器は耳の奥にある耳石器と三半規管が受容器となって、揺れ、傾き、重力、スピードを感じ、加速、回転、傾き、高さ、重力などに対して身体のバランスを保つために大切です。例えば、動きながら物を見続けることができるのも、前庭感覚によるものです。子どもたちが遊んでいるときにボールを目で追いかけながら走ったり、教科書を読みながら音読したりすることにも関係しています。一方で、前庭感覚がまだ未発達の状態だと、トランポリンでジャンプしたときにうまく着地できなかったり、ブランコなどで身体が大きく揺れたりすることを極端に嫌がったりします。

前庭感覚の役割

①姿勢とバランスの発達
地球上で生きていくためには身体が重力に負けていては生活できません。何かをするときには重力に抗して身体を持ち上げて姿勢を保つ必要があります。この重力を感じたり、バランスをとるときに自分の身体が傾いているかどうかを素早く感じるのは前庭覚のはたらきです。
②眼球運動
くるくる回転したら目が回ります。これは回転という前庭覚が眼球を動かす筋肉と連動し、目が回るという仕組みで起こります。
③覚醒を調節
前庭覚は覚醒(脳の目覚め具合)と大きく関連しています。
例えば授業中に眠くなったとき、頭を振って目を覚まそうとした経験はありませんか?これは脳がぼんやりしているときに、前庭覚を取り入れることでシャキッと脳が目覚めてエンジンがかかりやすくなるからです。
④ボディイメージ(身体の機能を把握する)の発達
自分の身体の機能を把握するために必要な感覚の一つです。
身体の機能が把握できることで、この距離なら跳べるかな?この高さなら飛び降りれるかな?などを把握し適切に環境への挑戦を行うことができます。
赤ちゃんの間に、これらの感覚を十分に機能させることで、素晴らしい才能の開花につながります。
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