時を刻む生体時計
2022年1月28日
睡眠不足が悪いのは、子どもに限ったことではありません。どうして体に悪いのでしょうか。
睡眠と体の関係は、研究が進んで、ずいぶんいろいろなことがわかってきました。地球上に生活している生物は、24時間という地球の自転周期の影響を受け ています。そしてこの周期にあわせて体内の各機能を調節する時計(生体時計)を身体のなかに組み込んでいるのです。
ほ乳類でいうと視交叉上核という脳の一部が眼の網膜から入る光の情報を感知して、約24時間の時計周期を生みます。この生体 時計の本来の周期は約25時間で、24時間よりも少し長いのです。実験的に光を遮断した真っ暗な部屋で生活してもらうと、その人の生体時計は少しずつ地球 時間とずれてくることが確認されています。
私たちは毎朝、無意識の内に朝日を浴びることで、この“時計”を地球時間に同調させていると考えられています。これがずれるとちょうど海外旅行をしたと きに経験する時差ボケと同じ状態になります。生体時計調整には日光、とくに朝の光を十分浴びることが、とても重要なのです。
EQWELの子どもたち・保護者のみなさんは、毎朝必ずカーテンを開けて、光を浴びましょうね!
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