子育てワンポイントアドバイス

自立と過保護

自立するとは、自分で立つ、自分を立てる、自分が立つ、と字から解釈できます。自立するとは、自分だけの世界で生きるより、もっと大きな世界の中で、思慮分別ができ、責任ある自己を創造し、楽しむことです。子どもの思慮分別を促すには、幼少の頃から過保護にならないように気をつけることが大切です。

過保護とは、子ども自身ができそうなことも親が先取りしてしまうことです。子どもがコップで水を飲もうとしているとき、水をこぼしそうだから、あるいはコップを割りそうだからと、親が子どもの行動を代行してしまうことです。子どもは、自分がコップで飲む力がないから、大人が飲ませてくれるのだと思い違いをします。過保護は、自立を促すどころか、阻害要因になります。さらに悪いことに、大人は子どもの自立の阻害をしているということに気づいていない場合が多くあります。過保護で育った子は、積極的に前に進むことを恐れます。失敗したら恐いから誰かいないと不安になり、他人への依存と癒着をすることで安心を得ようとします。年齢に合ったお手伝いなどを積み、一人で最後までできることを、少しずつ増やしていきましょう!

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