子育てワンポイントアドバイス

天才脳が育つ!!!④

これまで説明した固有受容覚と前庭感覚などの感覚の統合がうまくいかないと、落ち着きが無かったり、発語の遅れおくれが見られたり、友達と上手く遊べなかったりと情緒面、言語面、対人面などでつまずくことがあります。

しかし、感覚統合が未熟な子どもたちが直面するつまずきに対して、様々な方法で支援することができます。

例えば、教科書の文字を意味で句切って読むことができない子どもには、行ごとに定規をあてたり、色を変えたりすることで視線があちこちに飛ばないよう取り組みをします。これを繰り返すことで上下・左右の眼球運動をコントロールできるようになります。

また片手で消しゴムを持ち、もう片方の手で紙を押さえて文字を消したりして、両手を使った動作がうまくできない子どもに対しては、押さえている感覚を強調する取り組みを行うことで改善することができます。

これらはあくまで一例で、それぞれの子どもにあった、感覚統合を成熟させるための支援を行うことが大切です。大人にとっては支援や指導であっても、子どもたちにとっての遊びになるようにすることが大事です。子どもたちが取り組みを楽しみ、成功体験を積むことで、さらに別の取り組みにチャレンジして感覚統合を発達させていくことができます。

お家こそが最高の学び場です。ベビーや幼児の間に、いろいろな取り組みをたくさんしましょう。その中で、苦手かな?と思うところはフォローしつつ、得意だな!と思うところをしっかり伸ばしていきましょう。得意なところが伸びると不思議と苦手なところも伸びてきます。

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