体について

眠りの力

子どもにとって眠りと食事は、体を成長させるためではなく、脳(心)の成長・発達のために欠かせないことです。特に眠りは親が意識することが大切です。

1)新生児期

睡眠時間は16~20 時間であり,睡眠パターンは1~2 時間の覚醒と1~4 時間の睡眠を繰り返します.昼夜のリズムはみられず,日中の睡眠時間と夜間 の睡眠時間はほぼ同じです.この時期の入眠は動睡眠(後のレム睡眠に相当) から始まります.

2)乳児期 (3ヵ月)

睡眠時間は14~15 時間とやや短縮し,3~4 時間連続して睡眠をとるパタ ーンとなります.動睡眠(レム睡眠)が減少し,6 週~3 ヵ月頃からは入眠が ノンレム睡眠から始まるようになります.

3)乳児期 (6ヵ月)

睡眠時間は13~14 時間で,6~8 時間連続して睡眠をとるようになり,昼 夜の区別がはっきりしてきます.2~4 時間の昼寝を1~2 回とり,9 ヶ月ごろ には7~8 割を夜間に眠るようになってきます.

4)乳幼児期 (1-3 歳)

睡眠時間は11~12 時間程度となり,ほぼ夜間に睡眠をとるようになります. 昼寝も1.5~3.5 時間を1回とる程度に減少します.レム睡眠がさらに減少して きます.

5)幼児期 (3-6 歳)

睡眠時間は10~11 時間で,昼寝はさらに減少し,多くは5 歳頃にとらなく なります.脳波上は,ノンレム睡眠・レム睡眠の繰り返しが成人と同様の約90分のサイクルとなり,レム睡眠の割合はさらに減少します.

学童期~思春期 学童期(6-12 歳)

睡眠時間は8~10 時間となり,平日(通学日)と 休日の睡眠時間の差が徐々に拡大してくる時期でもあります.日中の眠気の訴 えはまだ少ない時期です.

思春期(12 歳~)

睡眠時間は7 時間台 へと短縮し,睡眠スケジュールの乱れや,睡眠相の後退傾向がみられやすい時 期になります.

睡眠は体と脳を休息させ、寝ている間に(タンパク質、ビタミンB1・B6・B12により)落ちついて考えることに必要な神経伝達物質のGABAが作られず、学習能力も低下します。また、生涯の基本生活リズムは3歳でほぼ完成すると言われており、早寝早起きの習慣が身についた子どもは、そうでない子どもに比べ、知能が高く、精神状態も安定しています。

《安眠の秘訣》

食べ物:血液中のカルシウムが不足すると、イライラして寝つきが悪くなる。小魚やのり、ワカメなどの海藻をたっぷりと。また、トリプトファンというアミノ酸を含んだタンパク質も安眠に効果が。豆腐、納豆に多く含まれる。

お風呂:ぬるめのお風呂にゆっくりと。副交感神経に作用して、睡眠を誘ってくれる。

質の良い睡眠を取り、しっかり脳を働かせましょう!

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